■第2位 おじゃる丸『おじゃる丸』

 続く第2位は10.0%の得票率だった『おじゃる丸』の主人公・おじゃる丸。

 おじゃる丸は1998年から続く長寿アニメの主人公で、ヘイアンチョウからタイムスリップしてやってきた5歳児。普段は平安貴族のような衣装に、まったりのんびりした口調や行動が目立つが、これまで過去に3度だけ、作中で大人の姿を披露し話題を集めた。

 一度目は2016年に放送された第19シリーズ第1話「おじゃる17」でのこと。おじゃる丸はいきなり、中性的ないでたちで頭身もグッと高くなった雅な美男子に成長した姿で登場。彼の声は人気声優の小野賢章が務めた。なお、この回ではおじゃる丸の尺をねらう子鬼トリオも17歳になっている。

 そして今年3月28日、25周年を記念して放送された新作スペシャル「ヘイアンチョウ鬼神決戦」で約6年ぶりに登場した「おじゃる17」。登場するたびSNSで話題を集める彼を選んだ人からは「女性みたいな顔立ちで驚いた」(32歳・女性)、「目がすごくきれいで、美しいものを見て育ってきたんだろうなと感じた」(36歳・女性)、「誰か分からない。雰囲気がだいぶ違うと思う」(38歳・女性)、「イケメンになってる! 知らなかった!」(47歳・男性)と、驚いたという声が続出。今回のアンケートでおじゃる丸の大人バージョンの姿を初めて知ったという人もかなり多かったようだ。

■第1位 孫悟空『ドラゴンボール』

 そして第1位には鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』の孫悟空が選ばれた(21.3%)。

『ドラゴンボール』は、12歳の少年・孫悟空がブルマと出会いドラゴンボールをめぐる冒険に出かける物語。当初は頭身も低く幼児のような体型だったが、コミックス第14巻の「第23回天下一武道会」の際に大人の体型で登場。「背が伸びた」と胸を張るクリリンや、ブルマをも見下ろすほど成長した姿で仲間たちを驚かせた。

 そこから息子の悟飯が生まれたり、死亡したのち生き返ったりとオリジナルの物語は42巻まで続いた『ドラゴンボール』。悟空はジャンプ世代にはおなじみの“急成長キャラ”ではあるが、『ドラゴンボール超』で今も新しい世代に愛されている同作。むしろ子ども時代の姿を忘れてしまっている人も少なくないのかもしれない。

 選んだ人からは「2頭身だった悟空が亀仙人よりもデカくなってビックリした」(39歳・男性)、「今でこそ大人になって背が伸びた姿が普通に思えますが、天下一舞踏会直前に背が伸びた悟空のビジュアルを見たときは結構な違和感があった」(41歳・男性)、「漫画の主人公は、見た目は年をとらないと思っていたから」(49歳・男性)、「ターバン巻いて初めて登場した大人悟空が好きです」(40歳・女性)と、急な成長姿に驚いたという人が多かったようだ。

 少数意見として『進撃の巨人』のエレン・イェーガーや『NARUTO-ナルト-』のうずまきナルト、『ハイキュー!!』の日向翔陽など、少年漫画の主人公の名前が多く挙がっていた今回のアンケート。また『ブラック・ジャック』のピノコや、『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる、『鬼滅の刃』の竈門禰豆子といった女性キャラへの意見もあった。

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