■第1位 孫悟空『ドラゴンボール』

 第1位になったのは鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』。21.0%もの票を集めた。主人公・孫悟空がはじめに死んだのは実兄であるラディッツ戦。ラディッツを拘束し、彼もろともピッコロの魔貫光殺砲を受けて、致命傷を負い死亡した。

 その後悟空はあの世で修行を積み、ドラゴンボールの力で復活。悟空は本編の物語の中ではセル戦でも死亡しており、こちらはセルの自爆から地球を守るために死んでいる。シェンロンによる復活で、登場キャラたちのほとんどは死からの再生を繰り返しているが、最初に魔貫光殺砲で貫かれたシーンが衝撃的だったという人は多いのではないだろうか。

『ドラゴンボール』を選んだ人からは「悟空が死ぬとは思わなかったから」(30歳・男性)、「初めて主人公が死ぬシーンを目の当たりにした作品なので、印象に残っている」(40歳・男性)、「死んだら終わりという固定観念が変わった!」(38歳・男性)、「生き返ることが出来る設定ですが、バトルが激しいので物語の流れからも印象的でした」(37歳・女性)というコメントが集まった。

「主人公が死ぬ」というのは、作者にとってもある意味で大博打を打つような展開だろう。だからこそ、そのような展開であっても多くの支持を集め、今も長く愛される名作が上位にランクインしたのかもしれない。

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