■第2位 浦飯幽助『幽☆遊☆白書』

 続く第2位には、『セーラームーン』作者の武内直子氏の夫である、冨樫義博氏による漫画『幽☆遊☆白書』が選ばれた(13.0%)。

『セーラームーン』とは異なり、こちらは少しギャグテイストのある死から物語がスタート。不良少年である主人公の浦飯幽助は、1話で車にひかれそうになっていた子どもを助けようとして交通事故死してしまう。その死が霊界にとって予想外なものであったことから、幽助は生き返るためのさまざまな試練を受けることになる。

 斬新なオープニングに、当時ワクワクしたという思い出のある人も多いのではないだろうか。幽助はその後、仙水忍との戦いで2度目の死を迎える。S級妖怪クラスの実力を誇る仙水の攻撃を胸に受け完全に心臓は停止。だがこれによって魔族の子孫としての力を開花させ、圧倒的な力で仙水を倒してしまう。

 選んだ人からは「いきなり死んでびっくりしたから」(32歳・男性)、「主人公がいきなり死ぬという意外なスタートが面白かった。新鮮でした」(37歳・女性)、「仙水編の2度目の死が衝撃的だった」(37歳・男性)、「まさか2度死ぬとは思わなかったので」(49歳・男性)というコメントが集まった。他にはない演出が、一気にファンの心を掴んだようだ。

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