■第8位『図書館戦争』(3.5%)

 有川浩氏の小説シリーズが原作で2008年にアニメ化。舞台となる2019年の架空日本では「メディア良化法」という新しい法律により、図書に検閲や制限が課されるようになっていた。市民の得る情報と自由は検閲によって制限されてしまうため、弾圧に対抗するために主人公の笠原郁は図書特殊部隊となって図書の自由のために戦う。

 選んだ人からは「実際に起こり得そうだから怖い」(30歳・女性)、「私たちには自由に好きな本を楽しむ権利があるから」(40歳・女性)、「つまらない世の中になりそう」(40歳・女性)というコメントが寄せられた。

■第7位『AKIRA』(5.0%)

 1982年から1990年まで『週刊ヤングマガジン』で連載された大友克洋氏の漫画が原作で、物語の舞台は2019年にネオ東京。第三次世界大戦後の荒廃した「ネオ東京」で、超能力者をめぐるゲリラや政府の抗争を描いた作品だ。

 殺伐とした独創的な世界観が高い評価を集める『AKIRA』を選んだ人からは、「世界の終末感がハンパない」(39歳・男性)、「こんな未来にならなくて良かったと思う」(40歳・女性)、「読んでる分には面白いけど、自分はあの世界に入りたくない」(43歳・男性)という声が集まった。

■第6位『攻殻機動隊』(5.5%)

 2029年の科学技術が飛躍的に高度化した日本を舞台に、人間やサイボーグ、アンドロイドが混在する社会の中で、犯罪を事前に察知して被害を最小限に抑える公安9課の活躍を描いたストーリー。2022年5月よりシーズン2が配信となるアニメ最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』では全世界同時デフォルトによって世界経済が死滅した2045年を舞台に、9課のメンバーたちが驚異的知能と身体能力を持つ「ポストヒューマン」と対峙する。

 選んだ人からは「アナログ人間の自分にはなにかと息苦しそう」(45歳・男性)、「自分の周りがサイボーグや電脳化した人間だらけなのは怖い」(27歳・女性)、「いつか世界が機械に乗っ取られるかも」(35歳・男性)という声が集まった。

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