■第5位『漂流教室』(7.5%)

 ホラー漫画家・楳図かずお氏による漫画で、小学校の児童たちが学校ごと荒廃した世界に飛ばされてしまうという物語。だが実はそこははるか未来の地球。子ども同士の勢力争いや殺し合い、果ては人類が突然変異したカマドウマのような「未来人類」との邂逅など、グロテスクな描写が描かれた。

 選んだ人からは「人間関係の描写が生々しくて怖くなる」(40歳・男性)、「仲間との信頼関係が崩れ、胸糞悪くなる展開が多い。ただただツラい」(38歳・男性)、「今後の食糧問題や子孫はどうなるか、本当の世界に戻る方法がないなど、子どもが背負うには重すぎると感じる」(34歳・男性)というコメントが寄せられた。

■第4位『風の谷のナウシカ』(9.5%)

 1984年に公開されたジブリ映画で、戦争による科学文明の崩壊後、異形の生態系に覆われた終末世界を描く。未来の世界にもかかわらず文明が崩壊していることや、腐海の瘴気(しょうき)と蟲に怯える人類の姿に絶望を覚えた人が多いようだ。

 選んだ人からは「初めて見たとき、とにかく怖かった」(19歳・女性)、「王蟲の大群が気持ち悪い」(38歳・男性)、「世界の終末感が強い」(32歳・女性)、「ジブリなのでキレイなシーンが多いけど、冷静に考えるとまずい世界だと思う」(28歳・男性)というコメントが寄せられた。

 以上が今回のアンケートの10位から4位までの結果。なおトップ3の結果は「自分なら絶対無理! な“絶望”未来世界ランキングBEST3」という記事を参照あれ。

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