■別の競技を見ているような感動!

 今回はスターを1枚も集めないレギュレーションのため、実際に『マリオ64』のステージをプレイする場面は限られたが、まったくよどみのないアクロバティックな動きで駆け抜けるマリオの姿は、『スーパーマリオ64』を遊んだことのある身からすれば感動的と言える。

 選手の超人的な技術や、記録を追い求めるストイックな姿勢を見ていると、自分がプレイしてきた『スーパーマリオ64』とはまるで別物のような感覚に陥りそうだ。

 あっという間に終わった挑戦だったが、かんの氏自身が持っている世界記録は6分27秒なので、今回の記録はそれに比べると2分以上遅い。

 ミスのあった場面について、かんの氏は「前日の練習でノートパソコンの遅延に慣れてしまったせいでスティックの入力タイミングがズレてるのに気づきませんでした」とコメントしており、今回は0枚RTAでのさらなる世界記録更新を誓っていた。

 この『スーパーマリオ64』にとどまらず、『RTA in Japan ex #1』では、さまざまなゲームタイトルのRTAが実施された。TwitchのRTA in Japan公式のアーカイブや、YouTubeチャンネルのほうで動画として公開されているので、興味を持った方は一度チェックしてみよう。

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