VRヘッドセット装着で、前代未聞の『バイオハザード7 レジデントイービル』VRモードRTAに挑戦 「画面酔い」に負けなかった101分間の死闘【RTA in Japan】の画像
PS4用ソフト『バイオハザード7 レジデント イービル』パッケージより

 2月19日から20日にかけて開催されたゲームイベント『RTA in Japan ex #1』。さまざまな採用タイトルの最速クリアを目指して、選手たちがしのぎを削る大会だ。この“RTA”とは、リアルタイムアタックのことを指し、現実時間を基準に対象となるゲームのクリアタイムを競う。

 そんなRTAの大会で“VR(バーチャル・リアリティ)”に挑戦した選手が登場。ゲームファンを驚かせた、カプコンの『バイオハザード7 レジデント イービル』の部を紹介しよう。

■VRモードでRTAに挑む過酷なレギュレーション

『バイオハザード7 レジデント イービル』は、2017年にカプコンから発売されたサバイバルホラー。“原点回帰”を掲げ、『バイオハザード4』以降続いたアクション重視のスタイルから一転、初代『バイオハザード』を思わせるホラー重視の作風に舵を切った作品である。

 主人公が戦闘能力のない一般人であるという設定や、主観視点でゲームを進めるシステム「アイソレートビュー」も話題になり、本作は全世界で1060万本を売り上げた。この記録はカプコンが発売した歴代タイトルの中でも2位に相当する。(1位は『モンスターハンター:ワールド』の1780万本)

 この『バイオ7』のRTAに挑戦した“したい氏”は、視界がゲームと一体化するVRモードを選択。頭にVRヘッドセットを装着し、ゲーム内の視界以外はまったく見えない状態でプレイすることとなった。

 したい氏によると「私のVR耐性は微妙」とのこと。VRモードによる“酔い”を軽減するため、高いところから飛び降りるシーンなどでは目をつぶるなど工夫していた。

 また、ヘッドセットを装着したまま、長時間首をブンブン振り回すことによる疲労も相当な様子。「1日1周が限界」「走り終えた後は3時間ぐらい無気力」などとツイッターで明かしている。

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