■RTAならではの驚きのクリアタイム

「とげとげタルめいろ」や「クラッシュエレベーター」だけでなく、ガイコツのカックルが追いかけてくる「ゴーストコースター」など、多くのプレイヤーにトラウマを植えつけた難ステージの数々を、とんこつ氏はスムーズにクリア。ラスボスのキャプテンクルールも難なく倒し、３９分５８秒で走り切った。なお、本レギュレーションの世界記録は、海外発のタイムアタック記録集積サイト「ＳＰＥＥＤＲＵＮ.ＣＯＭ」によれば３８分１３秒（２０２２年２月２１日時点）。頂点には届かなかったが、世界記録と同じ３０分台を記録した。

　ちなみに配信の中では、解説のしゅーとん氏が１０年ほど前に本作のＲＴＡ（ＡＮＹ％）で当時の世界記録を樹立したというエピソードも登場。『スマブラ』プレイヤーとして活躍しているしゅーとん氏が今回の解説に呼ばれたのは、そうした経歴があったためらしい。

　今回のＲＴＡでとんこつ氏が披露したテクニックの中には、１０年前にはなかった新しい技術もあったそうで、『スーパードンキーコング２』ＲＴＡの進歩にしゅーとん氏は深く感心していたのが印象的だった。

　本作のＲＴＡで使われている技は、筆者も最近試したことがある。最速クリアに求められるハードルの高さは身に染みて分かっているだけに、今回のとんこつ氏のプレイはとても見ごたえがあった。『ＲＴＡ ｉｎ Ｊａｐａｎ ｅｘ ＃１』の各種目は、後々動画としてＴｗｉｔｃｈやＹｏｕＴｕｂｅなどで公開されるので、興味がある人はぜひチェックしてみてほしい。

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