■36年の月日を経て「神様は死に、悪魔は去った」

 実のところ当時中学生のお小遣いでは、ゲームセンターでクリアするまでやりこむことはできず。しかし、昨年リリースされたアケアカ版の『源平討魔伝』でプレイを重ね、36年の時を経て悲願のクリア。「神様は死んだ 悪魔は去った」のメッセージで始まるエンディングまでたどり着けたことは、感無量という言葉以外ありません。

安駄婆の笑い声は、一度聞いたら耳から離れない!?

 昭和時代に生まれた『源平討魔伝』ですが、令和となった今遊んでみると多少古さは感じるものの、その魅力は見劣りしません。筆者のようにこのタイトルに懐かしさを覚えた方は、現在開催中のゲーム音楽展「Ludo-Musica II ~ゲームのための音楽/音楽のためのゲーム」というオンライン展示会を訪れてみてはいかがでしょう。『源平討魔伝』のサウンドを無料で聴くことができる上に、作曲を担当した中潟憲雄氏が当時の様子を振り返る貴重なメッセージを寄稿されています。

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