■過激すぎる装備品にこだわりのビジュアル演出も?
『ドラクエ』のお色気要素はセリフだけではありません。キャラクターの装備品にも、ちょっぴりセクシーなテイストのものが実装されていました。
ファミコン世代にとっておなじみなのが『ドラクエIII』に登場した「あぶないみずぎ」。とんでもない値段で売られている高額アイテムなのに、守備力はほとんど無い女性専用の装備です。
しかし、この「あぶないみずぎ」を身に着けた女性キャラは、ゲーム中のグラフィックも水着姿に変わるという芸の細かさ。容量の少ないファミコンソフトで、よくぞこんなビジュアル要素を取り入れたと感心させられます。ついでに「まほうのビキニ」を装備した女性キャラも、「あぶないみずぎ」同様に水着姿になります。
なお、当時の『ドラクエIII』の公式ガイドブックには、この「あぶないみずぎ」を着た女賢者のイラストが掲載されていましたが、あの大胆な色っぽい姿にドキドキした記憶のある人は、きっと私だけではないと思います。
『ドラクエ』シリーズの、ある種RPGの王道とも言えるストーリーはもちろん大好きな部分です。その上でユーザーを子ども扱いせず、“オトナな要素”をチラッと見せてくれた点も、個人的には『ドラクエ』にのめりこんだ一因だと感じています。
最近のゲームと違い、ハード面や容量という制約がある中で、これだけ本筋とは異なる楽しいコンテンツを盛りこんでくれた制作陣には頭が下がる思いです。