“ぱふぱふ”“あぶない水着”など、堀井雄二が『ドラゴンクエスト』にもたらした「オトナな要素」3選 ファミコンキッズをドキドキさせたコンテンツたちの画像
スクウェア・エニックス『ドラゴンクエスト』公式サイトより  (C)1988, 2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved. (C)SUGIYAMA KOBO
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 エニックス(当時)がリリースしたファミコンソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日は1988年2月10日、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』は1990年2月11日発売なので、まもなく発売から「34周年&32周年」の記念日を迎えようとしています。『ドラゴンクエスト』シリーズは、当時のファミコン世代にRPGというジャンルの楽しさや、ゲームの奥深さを教えてくれたバイブルのような存在でした。

 その『ドラクエ』シリーズの生みの親がゲームクリエイターの堀井雄二氏です。堀井氏によるシナリオは多くのプレイヤーの胸を熱くしましたが、ゲームの本筋とは直接関係ない部分にもこだわりを見せ、それも当時のファミコンキッズにとって新鮮なものでした。

 そんな堀井氏の遊び心とこだわりが詰まった“ちょっぴり大人な雰囲気のある要素”が、ファミコン時代の『ドラクエ』に散りばめられていたのです。

■意味深なセリフにドギマギ?

 ゲーム内のキャラクターによる巧みなセリフ回しは、堀井雄二氏の真骨頂と言えるかもしれません。ゲームの進行に関する情報を教えてくれるだけでなく、ストーリーとはまったく無関係のセリフも登場。中にはファミコンキッズをドキドキさせる意味深なセリフも用意されていました。

 その代表格は、やはり初代『ドラゴンクエスト』に登場した「ゆうべはおたのしみでしたね」のセリフ。これはラダトームのお姫様・ローラ姫を救出し、彼女を抱きかかえたまま宿屋に宿泊した翌朝、宿屋の主人が発するセリフでした。宿屋で一晩一緒だった男女が何をお楽しみだったのかは永遠の謎です。

 そして『ドラクエ』シリーズではおなじみの言葉「ぱふぱふ」も、ファミコン版の各作品に登場。その元ネタは鳥山明氏の『ドラゴンボール』に出てくる“とある魅惑的な行為”を指しますが、そこは子どもたちもプレイする健全な『ドラクエ』。たいていの「ぱふぱふ」シーンには、しっかりと“オチ”が用意されていました。

ファミコン『ドラゴンクエストIII』プレイ画面
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