■死なれると困る「パーティのキーマン」がリメイク版で本領発揮

 というかそもそも、ドラクエ2の難易度バランスは激烈で、ローレシア王子を除く2人が重装備を身に着けられないうえに、虚弱体質なのですぐ死んでしまうように調整されているのがおかしいんです。そんな激烈バランスのため、サマルトリア王子は頼りないという評価が定着してしまっていますが、実はリメイク版ではここが大きく改善されています。

画像はスーパーファミコン用ソフト『ドラゴンクエストI&II』プレイ画面より

 回復・蘇生魔法が使えるパーティのライフラインを司るサマルトリア王子が、明らかに不当に弱くされていたので全体の難易度が上がっていたファミコン版でしたが、まず彼がロトの血を引く男の子としての意地を見せ「ロトのつるぎ」を装備できるようになりました。

 さらに、20ぐらいしか与えられなかったベギラマが威力倍増して、50前後与えられるほどにまで強化。ただし、ステータス面での強化は得られていないので、MPが枯渇しまくる問題は解決できていないのでベギラマの連打には注意が必要ですが、そこは彼が回復役までも担えてしまう重要なキーマンだからこそ。

 サマルトリア王子がここまでお荷物だと言われてしまったのは、裏を返せば「死なれては困るほどのキーマン」だからこそ死が目立つだけで、決して弱いからではないのです。

画像はスーパーファミコン用ソフト『ドラゴンクエストI&II』プレイ画面より

 ですが、リメイク版ではそんな強化を受けた反動からか、ベラヌールの宿屋に泊まるとハーゴンの呪いでサマルトリア王子が動けなくなってしまうというイベントが起きます。あまりの強化にハーゴンがビビリ散らかしているようですね。いやはや、パーティの核の動きを封じるとは、さすが策士ハーゴン。

 このままではクリアなど絶望的なので、急いでせかいじゅの葉をとってきてサマルトリア王子を復活させましょう。決して2人でクリアすることなどしないように。絶対にやめてくださいね。でないとエンディングで泣きをみますよ。誰が泣くかとは言いませんが。

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