竈門炭治郎はもともとモブキャラだった!? 鯉夏花魁にサイコロステーキ先輩も!『鬼滅の刃』スピンオフの主人公になってほしい魅力的なモブキャラ3選の画像
竈門炭治郎はもともとモブキャラだった!? 鯉夏花魁にサイコロステーキ先輩も!『鬼滅の刃』スピンオフの主人公になってほしい魅力的なモブキャラ3選の画像

 現在「遊郭編」のアニメが絶賛放送中の吾峠呼世晴氏による漫画『鬼滅の刃』。2019年の「竈門炭治郎 立志編」のアニメ放送を皮切りに、2020年の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の大ヒット、2021年にテレビアニメ放送された「無限列車編」「遊郭編」とまだまだその人気は衰えそうにない。

 魅力的なキャラクターが多く登場するところが人気の理由のひとつである同作。その筆頭として真っ先に名前が挙がるのは、やはり家族思いで心優しい主人公の竈門炭治郎だろう。しかし、炭治郎はもともと主人公の予定ではなかったことはあまり知られていない。

 作者である吾峠呼世晴氏の『鬼滅の刃』の世界観のベースとなった作品に、前身となる投稿作『過狩り狩り』と、プロトタイプとなる『鬼殺の流』がある。どちらも主人公は「流(ながれ)」という名の、目が見えず隻腕で義足の無口な青年だった。外見も、炭治郎よりはどちらかといえば水柱の冨岡義勇に近いイメージのデザインだった。

『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録』では『鬼滅の刃』の連載開始にあたっての裏話が掲載されており、それによると初代担当編集が「明るくて普通のキャラクターはいませんか?」と主人公交代の提案をしたとのこと。これを受けて吾峠氏が、当初は脇役で考えていた「妹が鬼にされてしまい、治すために鬼殺隊に入る炭売りの少年」の存在を明かし、主人公に昇格したそうだ。その彼こそが竈門炭治郎だった。主人公が炭治郎に変わっていなければ、『鬼滅の刃』のここまでのヒットはなかったかもしれない。

 なかなか驚きの事実であるが、ふだん脚光を浴びないモブキャラクターに至るまで、全員が魅力的なのが『鬼滅の刃』という漫画のすごさ。そこで今回は『鬼滅の刃』に登場する「主人公になってほしい」魅力的なモブキャラクターを3人ピックアップして紹介したい。

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