スーパーファミコン『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』の“怖すぎるトラウマステージ”5選 ホラーばりの恐怖ギミック、不気味な効果音などの衝撃!の画像
画像はスーパーファミコン用ソフト『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』(編集部撮影)
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 記念すべきシリーズ第1作である『スーパードンキーコング』、操作性や音楽など、あらゆる面でシリーズ最高傑作とも言われる『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』と比べると、『スーパードンキーコング3』は若干影が薄い印象がある。過去に発売された2作の知名度が高すぎるせいなのかもしれない。

『スーパードンキーコング3 謎のクレミス島』(任天堂)は今から25年前の1996年に発売され、スーパーファミコンの「スーパードンキーコング」シリーズとしては最後のタイトル。行方不明になったドンキーコングとディディーコングを探すため、主人公のディクシーコングとディンキーコングがクレミス島へ向かうという内容。各ワールドに存在するステージをクリアしていき、最終的にラスボスを倒すという流れは過去作と同じだが、“本作ならでは”の要素も多い。

 各地に行くためには乗り物が必要だったり、ボスから取れるパーツを集めてその乗り物を強化し、行けるワールドを増やしたりといった、まるでアドベンチャーゲームのようなシステムも登場。ある程度まで進めると、攻略するワールドの順番を自分で決めることも可能で、過去作と比べてプレイの自由度が高かった点も特徴だろう。

 そして「スーパードンキーコング」シリーズと言えば、どこか不気味な雰囲気が漂い、多くのプレイヤーにトラウマを植えつけたステージが存在することでも知られる。そこで今回は『スーパードンキーコング3』に収録されたステージの中で、個人的に“トラウマ級”の恐怖を感じたステージをピックアップしてみた。

■「はらぺこニブラ」(コットントップのいりえ)

うしろをくっついてくる魚「ニブラ」の存在がやっかいすぎ!

 “ニブラ”という魚と一緒に進んでいく、このステージ。ニブラはコングたちの背後にぴったりとくっついており、近くにいる敵を捕食していく。だが、一定時間敵を食べないでいると機嫌が悪くなるのか、ニブラの体の色が徐々に青から赤へと変化。体色が真っ赤になった瞬間、こちらを攻撃してくる。

 つまり、ニブラの体色が赤くなる前にエサを与えていかなければならない。さらに、ニブラのエサとして有効なのは“ココ”という魚だけで、“リラーチ”というウニのような敵を食べさせると、逆にニブラの機嫌が悪化。腹が減ってしょうがないクセに、しっかりより好みするのが腹立たしい……。

 コングたちが敵の攻撃を食らわないように位置どり、なおかつニブラがココだけを食べられる位置調整を求められるので、ステージ自体の難易度は高い。

 ニブラの体の色に気を取られてコングが敵に当たったり、逆にコングの操作に集中してニブラにエサを与え忘れたり、初めて挑戦したときはパニックになったのが忘れられない。

 ちなみに、本ステージのボーナスステージ(ミニゲームのようなもの)にもニブラが登場。ニブラを利用して敵を全滅させるという、ちょっと凝った作りになっているのが印象的だった。

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