■リーダーとして血筋も実績も十分？
そして２８％という圧倒的な得票率で第１位に支持されたのは「シャア・アズナブル」。『機動戦士ガンダム』のときは小隊を率いるパイロットにすぎなかったシャアだが、『機動戦士Ｚガンダム』ではクワトロ・バジーナを名乗り、エゥーゴの指導者であるブレックス・フォーラに同行して議会にも出席。ブレックス亡き後は、全世界に向けてティターンズの非道な行いを糾弾する演説も行っている。
そんなクワトロが、自分が道連れになってもシロッコとハマーンを倒そうと躍起になるカミーユ・ビダンに対し、「君のような若者が命を落として、それで世界が救えると思っているのか」「新しい時代を創るのは老人ではない！」と力強く諭したシーンは印象的だ。
そして映画『逆襲のシャア』では、新生ネオ・ジオンを率いる総帥として持ち前のリーダーシップとカリスマ性を発揮。スペースノイドへの弾圧を行う地球に対する粛清を決意し、地球に向けて「アクシズ落とし」を決行する。
シャアが選んだ手段の是非はさておき、彼の理念に賛同する人々から絶大な人気を誇ったのも事実。パイロットとしてはライバルのアムロ・レイにかなわなかったかもしれないが、リーダーとしての資質は抜きん出たものがあったのだろう。
そんなシャアの名前を挙げた人からは「カリスマ性を感じる」（４９歳・男性）、「有言実行の人間性は信用できる」（３２歳・男性）、「言葉が力強い」（３８歳・男性）、「野心のある人間が好みなので」（４５歳・男性）、「見た目も声も考え方もカッコイイ」（４３歳・男性）、「苦労の多い人生を歩んできたので」（３１歳・男性）などが、理由として寄せられていた。
このほか４位以降のランキングも、さまざまな軍や組織のトップが激戦を繰り広げる興味深い結果に。もしあなたがガンダムの世界の住人だとしたら、どのリーダーに未来を託したいだろうか？
ツイート
シェア
LINEで送る
