モビルスーツに乗った主人公が激闘を展開している裏側で、さまざまな勢力の大人たちが政治・権力闘争を繰り広げているのも「ガンダム作品」の魅力。各組織を代表する、頼もしいリーダーに心ひかれるファンも多いのではないだろうか。
ちょうど現実世界でも選挙が行われるタイミングでもあるので、今回は宇宙世紀のガンダム作品に登場する、国や軍のトップ、組織のリーダー（普通の艦長や小隊の指揮官クラスは省いている）の中で「もっとも頼りになりそうな人物」「カリスマ性を感じる人物」をリサーチ。３０代から５０代の男性３００名を対象にアンケート調査を実施した結果を紹介しよう。（アンケートサイト「ボイスノート」協力）
■いかつい見た目で義理人情に厚い男
まず第３位（９％）となる支持を集めたのは、『機動戦士ガンダム』に登場した「ドズル・ザビ」。ジオン公国を建国したデギン・ソド・ザビの三男で、一年戦争時は宇宙攻撃軍司令としてソロモン要塞を守っていたことでも知られる。
ジオン公国のリーダーと言えば、デギン公王や長兄・ギレンのイメージが強いかもしれない。ドズル自身も作中で軍人であることを強調し、権力闘争からは一歩引いていた印象だが、視聴者目線ではドズルの姿は頼もしいリーダーに映ったようだ。
“宇宙攻撃軍司令”という軍のトップに近い重責を担い、なおかつザビ家の血を引いているのだからリーダーとして評価されるのは当然かも。それに連邦軍によるソロモン攻略戦が始まったときは、自分の妻子だけでなく要塞内の女性をいち早く離脱させるなど、指揮官として公正でこまやかな気配りを見せていた。
そして、いよいよ要塞の陥落が避けられないとなると部下の兵士まで先に逃した上で、自ら単独出撃して囮になるというリーダーの鑑のような行動を見せた点も、今回多くの支持を集めた要因に違いない。
今回のアンケートでドズルの名を挙げた人からは「親分肌で男気がある」（３３歳・男性）、「家族や部下思いで義に厚い」（５０歳・男性）、「責任感と人情があるところ」（５３歳・男性）、「いかついが情に厚く涙もろいのが良い」（４７歳・男性）といったコメントが寄せられていた。
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