ファミコン版『魔界村』って本当に難しい?「ファミコンを知らぬ世代」がカプコンによる伝説の激ムズゲームに挑戦の画像
画像はカプコンのファミコンソフト『魔界村』(編集部撮影)
全ての写真を見る

 1985年にアーケードゲームとして登場した『魔界村』は、家庭用ゲーム機への移植を経てからもさまざまな続編や派生作品が登場。今ではカプコンの看板タイトルの1つに数えられる。

 家庭用向けとして最初に登場したのが、1986年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された第1作『魔界村』。アーケード版からの移植作品だが、ネットで評判を調べてみると相当難しいらしい。しかし、35年も前に作られたゲームが本当にそこまで難しいのか、いまいちピンとこない。発売当時、私は生まれてもいないからだ。

 そういうワケで、ファミコン版『魔界村』がどれほど難しいのかを実際に遊んで確かめてみることに。幸いにもNintendo Switchで提供されている「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」にファミコン版が収録されていたので、今回はそちらを利用した。

「ファミリーコンピュータNintendo Switch Online」に収録されている『魔界村』タイトル画面

■ネットで見た噂の真実とは!?

 物語は、騎士アーサーとお姫様が墓場でまったりしているところから始まる。突如現れた魔物によって姫はどこかへ連れ去られてしまい、アーサーは彼女を助けるため魔界を突き進む。

なぜ墓場でお姫様と二人きりなのか、仕える相手を前になぜアーサーはパンツ一丁なのか。謎は多い

 イベントシーンは数秒で終わり、さっそくプレイが始まるも、最初の墓を飛び越えるところで違和感があった。ジャンプ中に進行方向を変えられない……。『スーパーマリオブラザーズ』のように、ある程度空中で姿勢を制御できると思っていたので、いきなり苦戦を強いられる。

 槍や爆弾(※編集部注:おそらく「たいまつ」のこと)は基本的に2連続しか投げられず、やみくもに使っていると肝心なときに出せない。そして主人公は敵の攻撃に2回当たったら死んでしまううえに、残機は2しかない。制限時間も2分と少なく、慎重になっていると時間経過でゲームオーバーになる。そこに障害物の墓標も進行のジャマをして、1ステージ目の前半で早くもツラくなってきた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4