■蒼く輝く必殺の切り札「V-MAX」
続いて紹介したいのは『蒼き流星SPTレイズナー』の主人公アルバトロ・ナル・エイジ・アスカが乗る機体、SPT「レイズナー」の切り札「V-MAX」。正確には武器ではなく、メカに搭載された防衛プログラムの一種です。
これはレイズナーのコンピュータが持つデータを保護する目的とした機能で、V-MAXが発動すると短時間ながら数倍の力を発揮。機体が蒼く光り輝きながら、体当たりなどで敵を殲滅していくレイズナーのカッコよさは、V-MAX発動時に流れるBGM『迫り来るものへ』とセットで心に刻まれているファンも多いかと思います。
ピンチになると発動し、機体を発光させながら恐ろしい威力とスピードで敵を殲滅。ただし発動後はその反動で機体性能がガタ落ちするという、まさにロマンのかたまりのようなシステムは『レイズナー』のV-MAXが原点と言われ、後のアニメや小説、ゲームにも影響を与えています。
代表的なところとしては『機動戦士ガンダム00』の「トランザム」もV-MAXと似たような仕組みですし、有名どころだと『ドラゴンボール』の孫悟空が使う「界王拳」なども一時的にパワーアップした反動が来るあたりが似ていますね。
ちなみに現在、サンライズのYouTubeチャンネルでは『蒼き流星SPTレイズナー』のアニメ動画が無料配信中です。おそらく9月あたりに配信される第15話で「V-MAX」の発動が見られるので、まだ見たことのない方はぜひチェックしてみてください。