ガンダムシリーズといえば、「モビルスーツ」に代表されるバリエーションに富んだメカデザインに魅了される人が多い。しかし、そんなモビルスーツを格納し、戦場まで運搬するのはそれぞれの軍が所有する艦艇の重要な役目。戦艦や巡洋艦、強襲揚陸艦など、いろんなタイプに分類されるが、ガンダム作品に登場する艦艇はデザイン面で目を引くものがたくさん存在する。
そこで今回は、宇宙世紀のガンダム作品に登場する艦艇に関するアンケート調査を実施。30代から40代の男性ファン200名に「もっとも造形デザインに魅力を感じた艦」を回答してもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■ブライト艦長が指揮したロンド・ベルの旗艦
第3位(10.5%)に選ばれたのは、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場した「ラー・カイラム」。厳密に言えばラー・カイラム級の巡洋艦で、その1番艦が「ラー・カイラム」と名づけられ、ブライト・ノアが艦長を務めた。
劇中では地球連邦軍外郭部隊「ロンド・ベル」の旗艦として、シャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンと戦った。このときはアムロ・レイのνガンダムを筆頭に、リ・ガズィ、ジェガンといったそうそうたるモビルスーツを艦載していた。
ビジュアル的には、地球連邦軍の主力を務めたアレキサンドリア級をほうふつさせる連邦の主力艦らしいデザインを継承。動力部の下部に備えた2つの大型放熱板がひときわ目を引き、独特のシルエットを生み出している。
ちなみに、同艦以外のラー・カイラム級の艦艇は『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』などにも登場する。
そんなラー・カイラムを挙げた人からは「フォルムがカッコよくて好き」(39歳・男性)、「ロンド・ベルの旗艦にふさわしいデザインだと思う」(44歳・男性)、「無難なデザインだけど、連邦の艦艇の完成型に感じる」(46歳・男性)などのコメントが寄せられていた。