■苦労せずにクリアできたゲームも!

 一方で「難しかったファミコンゲーム」第3位に選ばれた『スペランカー』(アイレム・1985年発売)は、そこまで苦労することなくクリアできた。たしかに主人公はちょっとした段差で死んだり、コウモリのフンがかすっただけで死ぬような虚弱な部分はあるが、個人的にはアクションゲームとしては緊迫感のある、とても絶妙なゲームバランスだと感じた。

 また今回挑戦していないが「難しかったファミコンゲーム」第9位の『忍者ハットリくん』(ハドソン・1986年発売)も、自力でクリアできたアクションゲーム。巻物を集めておけば、難所と言われる場所もわりと「忍法」でゴリ押しできてしまう点がポイントだった。

■正解が分かれば楽々クリア!

 そして「難しかったファミコンゲーム」の第1位に選ばれていたのは、かの有名なタイトーの『たけしの挑戦状』(1986年発売)。ノーヒントでは解けるはずのない理不尽な謎が満載だったファミコン世代なら誰もが知っている問題作だ。

 このゲームの攻略にあたって、事前情報なしでクリアするのは不可能と判断。ズルを承知であらかじめクリア手順を調査した。その最短ルートを予習した上で挑戦してみたところ、当たり前のことだがまったく苦労することなくクリア。それにしてもあらためて遊んでみて思ったが、つくづくぶっ飛んだゲーム内容である……。

 今回「難しい」と言われるファミコンソフトに挑戦してみた結果、いくつかのタイプに分けられることが判明。「根気強くやりこめばクリア可能なもの」「攻略法さえ分かっていればラクに解けるもの」「やっぱりクリアできずに断念するもの」の3つだ。本当にクリア不可能なレベルの超絶難しいゲームは、案外かぎられているのかもしれない。

 いずれも数十年ぶりに遊んだファミコンゲームばかりだったが、あらためてプレイを終えてみると子どもの頃と印象が変わったゲームも多かった。もし機会があれば、子どもの頃にクリアを断念したゲームに再挑戦してみると、意外とあっさりクリア……なんてこともありうるかも!?

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