■3Dアクションゲームのシステムを決定づけた名作
続く第2位(37.0%)は、1998年11月21日に発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』だ。据置機のタイトルとしてはスーパーファミコン用ソフト『神々のトライフォース』以来7年ぶりの新作となった『時オカ』。ブーメランやバクダンなどを使う『ゼルダ』らしい謎解きやアクションはそのままに、従来の2Dから3Dへインターフェイスが大きく変わった。
3Dゲームではカメラワークが難点とされていたが、『時のオカリナ』に実装された「Z注目システム」がカメラワークの問題を解決した。これはコントローラー裏にある「Zボタン」を押すことで、いわゆる任意の対象物をロックオンできるシステムで、3Dアクションゲームが一気に遊びやすくなった。最新ゲームでも当たり前のように実装されている、カメラワークの根幹である。
3Dアクションゲームの礎を築いた作品の1つとして、ユーザーとクリエイターから現在も高く評価されており、リメイクやバーチャルコンソールも多く登場した。2002年には、ゲームキューブの『ゼルダの伝説 風のタクト』の予約特典として付属。2007年と2015年にはWii、WiiUのバーチャルコンソールがそれぞれ配信された。また、2011年にはニンテンドー3DSでリメイクが販売されている。
今回寄せられた票では、「ホラーテイストでよかった。キレイにせず、あの少し粗いポリゴンで時オカをやりたい」(41歳・男性)、「3DS版もやったけど、ロクヨンミニがあるなら外せない1本だと思います」(42歳・男性)、「時オカはあのコントローラーが一番しっくりくる」(37歳・男性)といったファンそれぞれの思い出深い声があった。