■64といえばやっぱりコレ!マリオが所狭しと駆け回る
そして45.7%とおよそ2人に1人から「収録してほしい」と票を集めて第1位となったのは、1996年6月23日にローンチタイトルとして発売された『スーパーマリオ64』だ。マリオシリーズ初の3D作品で、箱庭マリオという新しいマリオゲームを確立した名作である。
3Dアクションが秀逸で、連続壁ジャンプや走り幅跳び、3段ジャンプなどダイナミックに動くマリオに驚いた人も多いだろう。マリオの楽しそうな声も入り、ステージを駆け回るだけでも楽しかったほど。また、いろんなところにステージの入り口があり、冒険している感がユーザーの心を躍らせた。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』とともに、3Dゲームの基礎を築いた作品として評価されている本作はリメイクやバーチャルコンソールの機会も多い。1997年にはNINTENDO64の振動パック対応バージョンが発売。WiiとWiiUではそれぞれ2006年、2015年にバーチャルコンソールが配信された。2004年にはニンテンドーDSのローンチタイトルとしてリメイクが発売されている。また、2020年にNintendo Switchで『スーパーマリオサンシャイン』と『スーパーマリオギャラクシー』と一緒に、『スーパーマリオ 3Dコレクション』が発売された。
アンケートでは「歴代マリオの中でも一番好きなゲーム。小さいロクヨンコントローラーでやってみたい」(35歳・男性)や「ロクヨン発売と買ったソフトです」(41歳・男性)、「マリオが3Dになって本当に驚いた作品。まだネットがなかったので、友だちと情報交換して星を集めた」(38歳・男性)という声が寄せられた。
4位以下には『マリオカート64』『スターフォックス64』などの定番タイトルのほか、洋画原作の隠れた名作『ゴールデンアイ007』や、『実況パワフルプロ野球』シリーズへの票も目立った。
NINTENDO64の販売台数はあまり多くないが、根強いファンから「ロクヨンミニ」の発売が待たれる名ハード。もし実現するとして、あのコントローラーがミニサイズになっただけでも感動しそうだが、25周年の記念すべきこの日に「もし」への思いをはせてはいかがだろうか。