■第1位は運命のラストバトル「山王戦」!

 そして40.3%の人から支持され、見事第1位に輝いたのは「湘北高校VS山王工業高校」だ。インターハイ2回戦目、作中最も熱いと言われるこの試合は、原作者である井上も「この試合でラストを飾りたかった」と言うほど、渾身の力を注いでいたようだ。

 広島県で行われたインターハイの2戦目。これまで三連覇を果たしてきた超強豪校・山王工業高校との試合展開は、まさに一転二転。最初から最後まで目の離せない戦いとなった。桜木と宮城リョータが開始早々にアリウープを決めた後、山王のエース・沢北栄治が一時交代。前半戦は湘北がリードしていたものの、後半戦では山王の怒涛の追い上げにより15点差をつけられた。

 山王の固い守りに対しても、「ヤマオーは俺が倒す!」と吠え続ける桜木。沢北が本気になってしまい点差をつけられても、桜木は心を折らずに何度でも立ち上がってみせる。そして1点差という状況で迎えた試合の終盤。ボールを得た流川は、「左手は添えるだけ……」とつぶやく桜木にパス。そして桜木がキレイなシュートを決めたことで、湘北は見事逆転を果たす。

 最後のシュートに至るまでの描写はまさに怒涛の展開で、試合ラスト1分間はコミックス第31巻ほぼ丸っと使われて濃密に描かれた。どちらが勝つか誰にも分からない状況で、手に汗握りながら1ページ1ページを読み進めていった人は多いのではないだろうか。この試合に投票した人からは、「目の前で試合を見ているかのようにハラハラしながら見守った」(38歳・男性)、「最後の展開が本当にすごかった」(43歳・男性)、「名場面の宝庫、スポーツ漫画史に残る名試合だと思います」(41歳・男性)といった声が寄せられた。

 以上トップ3となった今回のアンケート。やはりどれも熱い試合であったことは間違いない。作者が「いつの日か続きを書くかも」と宣言して十数年。今年1月には同作の映画化も発表となったが、ふたたびあの青春の熱気に触れられる日を楽しみに待ちたい。

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『スラムダンク』ベストバトルランキング1位から10位