■「1on1」から歴史が始まった
続いて第2位(17.0%)となったのは「桜木VS赤木の1on1」だ。公式試合ではないものの、この1on1からのちの『スラムダンク』が生まれたということで、多くの読者の印象に残ったエピソードであったようだ。
「桜木VS赤木の1on1」が描かれたのは、物語の序盤。桜木は初めてバスケットボールという競技に触れる前段階として、赤木と1on1で戦うことに。桜木が分裂しているかのように「フンフンフンフン」と動き回りディフェンスをする「フンフンディフェンス」や、漫画のタイトルでもある「スラムダンク」を初めて見せたのがこの試合。
初めてのバスケで曲がりなりにも赤木からボールを奪い、スラムダンクを決めてみせた桜木に驚いたのは赤木だけではないはず。犬猿の仲である流川楓でさえ、「やるじゃん」と桜木を認めたほど。アンケートでは「歴史の第一歩という意味で赤木桜木の1on1に一票」(40歳・男性)、「スラムダンクがここから始まったので」(39歳・男性)、「当時はここまですごい漫画になるとは思わなかった」(42歳・男性)、「映画化で最初のエピソードからやるのでしたら、楽しみなシーンのひとつです」(32歳・男性)といったコメントが寄せられた。