僅差の1位は『アフターバーナー』当時一番ハマった「セガの体感ゲーム」ランキングの画像
画像は『セガ・ゲーム・ミュージック VOL.3』ジャケットより引用
一番ハマった「セガの体感ゲーム」ランキング結果

 80年代後半から90年代にかけて、アーケードでは「体感ゲーム」と呼ばれるゲームジャンルがブームに。この体感ゲームとは、ゲームセンターなどに設置された大型筐体を採用。普通のアーケードゲームのようなスティックとボタンによる操作ではなく、独特の形状をした操作系統を用い、プレイヤーが体を使ってコントロールするものもあった。

 同ジャンルには車のレースゲームや飛行機のフライトシミュレーターなどを始め、各ゲームメーカーが趣向を凝らしたタイトルをリリース。まるで最新鋭の遊園地のアトラクションのような、大型筐体が演出するリアルな挙動とプレイ感覚が楽しめるのが醍醐味だった。

 そんな体感ゲームにて衝撃的なヒット作を続々と生み出したのがセガで、当時の体感ゲームブームを牽引したゲームメーカーと言っても過言ではない。そこで今回は「セガがリリースした体感ゲーム」の中で、一番ハマったタイトルをリサーチ。40代から50代の男性200名を対象にアンケート調査を行った。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

■セガの体感ゲームの元祖!

 まず第3位(得票率14%)に選ばれたのは、セガの体感ゲームの第1弾タイトルである『ハングオン』(1985年)。バイクのGP500をモチーフにしたレースゲームで、実際のバイクを運転しているかのようなリアルな操作感覚が特徴だ。

 バイクの形状を模した「ライドオンタイプ」の筐体は、プレイヤーが筐体にまたがるように搭乗し、車体を左右に傾けることでゲーム内のバイクを操作。これとは別に、バイクのハンドル部分だけが筐体に備えられた「シットダウンタイプ」の筐体もあった。

 そんな『ハングオン』を挙げた人からは「初めてプレイしたとき、画期的だと思った」(47歳・男性)、「まだ免許もなく練習のつもりで遊んでハマった」(52歳・男性)、「よくヘルメットをかぶったまま遊んだことを思い出す」(54歳・男性)などのコメントが寄せられている。

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