1970年代後半、アーケードゲーム『スペースインベーダー』で日本中を熱狂させ、社会現象を巻き起こしたゲームメーカーの「タイトー」。ファミコンにも早くから参入し、さまざまな個性的なゲームタイトルをリリース。サードパーティとしてはナムコ、コナミ、バンダイに次ぐ4位のタイトル本数を誇っている。
現在はスクウェア・エニックスの子会社となったタイトーだが、今でもファミコンで遊んだ数々の名作が忘れられない人も多いのではないだろうか。そこで今回はファミコン世代である40代から50代の男性300名を対象に「一番好きだったタイトーのファミコンソフト」をリサーチ。その結果をランキング形式で紹介していこう。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■ゲーム史に名を残す、革命的シューティング
まず第3位(9%)にランクインしたのは、冒頭でも触れた『スペースインベーダー』(ファミコン版は1985年4月17日発売)。タイトーのファミコン参入第1弾となった記念すべきタイトルでもある。
横移動しながら少しずつ迫ってくるインベーダーたちを自機のビームで攻撃。トーチカと呼ばれる防御壁で敵の攻撃をしのぎながら、画面内のインベーダーを全滅させていくシューティングゲームだ。
最接近したインベーダーの弾は自機に当たらないという仕様を利用し、敵を目の前まで引きつけてから一網打尽に。アーケード版ではおなじみの、この「名古屋撃ち」と呼ばれるテクニックはファミコン版でも再現可能だった。
『スペースインベーダー』をファミコンで初めて遊んだという人もいるだろうが、やはり社会現象にまでなったアーケード版のインパクトが忘れられず、名前を挙げた人も多かったに違いない。