■「頭爆発」ショッキングな描写がトラウマ?
第2位は9.0%を集めた『北斗の拳』。原作は『週刊少年ジャンプ』で連載されていた武論尊氏、原哲夫氏による人気漫画で、1984年から1987年まで『北斗の拳』、1987年から1988年まで『北斗の拳2』として2度テレビアニメ化されている。
物語は核戦争後の199X年を舞台に、伝説の暗殺拳“北斗神拳”の伝承者・ケンシロウの生き様を描いており、シン、サウザー、ラオウなど数多くの強敵との戦いが描かれている。作中での「お前はもう死んでいる」「ひでぶ」など、多くの名セリフが話題となり、またアニメオリジナル要素として声優・千葉繁による超ハイテンションなナレーションや予告も人気だった。
当時の子どもたちにとっては容赦ない描写の戦闘シーンが怖かったようで、「殺しあうシーンが怖かったし、その死に方がひどいから」(44歳・男性)、「体が裂かれるところや血が噴き出るところが怖いと思った」(44歳・女性)、「顔立ちや絵の感じが、少女漫画とまったく違っていて劇画タッチだったから」(46歳・女性)というコメントが寄せられた。最も怖かったところとして多かったのは、北斗神拳が炸裂し「頭が爆発するシーン」(46歳・男性)のようだ。たしかにあらためて振り返るとなかなかグロテスクな描写である。