■こんな表現方法があったとは!衝撃的な擬音

 1部の3話で登場した、ディオとエレナのキスシーンの背景に描かれた「ズキュウウウン」。これはエリナがジョナサンの思い人であることを知ったディオが2人の仲を引き裂くためにむりやりにしたキスのシーンで使われたもので、そのあとに続く取り巻きによる「さすがディオ!」「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!」とセットになって語られるシリーズの代表的擬音。

 アニメではこの「ズキュウウウン」は意外にも(?)ギターをかき鳴らす音で表現されている。今回のアンケートでも「キスシーンの音とは思えなくて驚いた」「ショッキングさが伝わる」と多くの票を集めていた。

『ジョジョ』の世界では荒木氏の頭の中をのぞいてみたくなるような不思議な擬音が数多く登場する。1部で登場した「メメタァ」「ドグチアッ」もそのひとつだろう。

 これは1部で、ツェペリがジョナサンに波紋法の存在を教えるときに登場した擬音。カエルを拳で叩きつぶすコマに描かれたものだが、正確には波紋によってカエルの下の岩が割れる音となっている。唐突な謎の擬音に、手品のような波紋法のミステリアスさも相まって記憶に残る擬音となっている。なお、『ジョジョ』未読の方にはグロテスクな衝撃を与えるコマだが、このとき殴られたカエルは健在なのでご心配なく。

 また、3部で花京院からの攻撃を受けた承太郎が階段から落ちるときに使われた「グッパオン」という擬音も、今回のアンケートでは「なぜそんな音になったのか分からない」というコメントとともに票を集めていた。

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