■ファミコン野球ゲームの金字塔!
第2位(18.5%)となる支持を集めたのは、ファミコン世代なら誰もが知っているであろう『ファミスタ』シリーズ。1986年に初代が登場して以降、毎年のようにデータを更新した最新版が発売された大人気野球ゲームだ。
『ファミスタ』が画期的だったのは、各選手ごとに打率・本塁打数・走力などの能力値がしっかり設定されていた点にある。今なら当たり前に感じるかもしれないが、たとえば任天堂の『ベースボール』では選手の能力は全員均一だった。しっかり選手に名前があり、能力が異なるという個性があるだけで、当時のファミコンキッズや野球少年はワクワクさせられたものだ。
初代『ファミスタ』は容量の関係もあって全10球団を収録。パ・リーグは、ライオネルズ(ライオンズがモデル)以外は「レールウェイズ」「フーズフーズ」といった複数のチームを合わせた混成チームだったのも、当時のセ・パの人気差を表しているようで時代を感じさせられる。
そして『ファミスタ』シリーズで忘れられない存在と言えば、やはりオリジナルチーム「ナムコスターズ」に所属する「ぴの」だろう。実在する盗塁王を上回る圧倒的な走力を誇る「ぴの」の快速ぶりに衝撃を受けた人も多いのではないだろうか。ちなみに「ぴの」は、ナムコのアクションゲーム『トイポップ』の主人公がモデルだ。
そんな『ファミスタ』を推す人からは「過去の野球ゲームと比べ、面白すぎて驚愕したことを覚えている」(43歳・男性)、「勉強しないで親に怒られるぐらいハマった」(46歳・男性)、「仲間と一緒に盛り上がった」(53歳・男性)、「ぴのがとにかく速かった」(50歳・男性)などの声が寄せられていた。