■ヤンキー主人公の成長を描いた国民的スポーツ漫画
そして17.3%の人に選ばれ第1位に輝いたのは、『SLAM DUNK』の桜木花道。同作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1990年から1996年まで連載されていた井上雄彦氏によるバスケマンガ。累計発行部数は1億2000万部を突破しており、「バスケマンガの金字塔」として今も根強い人気を持っている。
主人公の桜木花道はもともと赤髪のリーゼントが特徴の不良生徒。まったくの未経験からバスケで全国に名をとどろかせるまでに成長していく姿に、心を動かされる人が続出した。選んだ人からは「井上先生の描く目は最高にかっこいい」(40歳・男性)、「目つきが悪くて、今までにいないタイプの主人公だと思った」(46歳・男性)、「顔の圧が強い」(30歳・男性)、「みんなで頑張る姿がかっこいい」(32歳・男性)、「太い眉毛と涼しげな目元が強そう」(40歳・男性)、「試合中の真剣な表情が印象的」(45歳・男性)と、バスケに打ち込む姿に好感を持つ人が多かったようだ。
今年1月7日には作者の井上氏のツイッターで「【スラムダンク】映画になります!」というつぶやきが突然投稿され世間を騒然とさせた。同日公式ツイッターアカウントが開設され、新作映画がアニメ映画であることが明かされると、令和の世に新しい『スラムダンク』が生まれることにファンからは期待の声が寄せられた。
『ジャンプ』で連載していたマンガが上位を占めた今回のランキング。3位までの作品が同時期に連載されていた時代は、『ジャンプ』の歴史の中でもずば抜けて売り上げが高く「黄金時代」と呼ばれていた。
なお、第5位以下には『ビー・バップ・ハイスクール』の中間徹&加藤浩志や『疾風伝説 特攻の拓』の鮎川真里、『GTO』『湘南純愛組!』の鬼塚英吉などがランクイン。いずれもヤンキーらしい生きざまが高く評価されていた。