■第1位は大ブームを巻き起こした納得の作品

 そして、第1位となったのは『鬼滅の刃』で、20票を集めた。2020年に社会現象を起こした『鬼滅の刃』が堂々の1位という結果に。ストーリーは主人公の少年・炭治郎が鬼となった妹を救うために、仲間とともに鬼と戦い成長していくさまが描かれた物語で、敵である鬼に対しても優しい炭治郎の姿に心を打たれるファンが多いようだ。

 10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は日本の歴代興行収入ランキングで『千と千尋の神隠し』を超え、19年ぶりに1位の記録を塗り替えた。

 また、今回のアンケートでは、バブル世代でも『鬼滅の刃』がトップを飾っていた。一緒にアニメを見たりグッズを作成したりと、親子で『鬼滅の刃』を楽しんだ家庭が多いためかもしれない。また、コロナ禍における巣ごもり需要においても『鬼滅の刃』の人気が一役買っていたようだ。

 なお、団塊世代(1947年~1949年生まれ)334名の結果は、第1位がNHKの『麒麟がくる』(16票)、第2位がテレビ朝日系の『相棒』(9票)、第3位がフジテレビ系の『監察医 朝顔』(8票)という結果に。こちらでは、アニメ作品はランクインにいたらなかった。

◆調査タイトル :テレビ・動画視聴とスマホ利用に関する世代比較調査
◆調査対象 :テレビを見ることがありスマートフォンを使っている平成・バブル・団塊世代の男女
◆調査期間 :2021年3月3日~3月4日
◆調査方法 :インターネット調査
◆調査地域 :全国
◆有効回答数 :1,000サンプル
◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社

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