■激ムズのゲーム内容に大苦戦!

 友達同士で集まってファミコンをするときは、1回のミス、あるいはゲームオーバーになったら交替……という感じで和気あいあいとプレイしていたのですが、『ハットリくん』はやたらと回ってくるペースが速い! ライフ制+残機制のゲームにもかかわらず、落下や当たると即死する敵の存在によって、すぐにゲームオーバーになってしまいます。

 基本的に“覚えゲー”なので、何度もプレイしているうちになんとなく慣れてきますが、そのうちダメージを食らいながら強引に先を目指すというゴリ押しプレイに移行するのも子どもならでは。

「ゲームは1日1時間!」なんて言葉もありましたが、あの頃はみんなファミコンで遊べる時間が決められていたので、完璧な攻略よりも限られた時間でどこまで先に進めるかが最優先でした。

■多彩な忍術を駆使するのが攻略のカギ

 きちんとした攻略を目指すなら「忍術」の使いこなしが必須。メカ忍を倒してドロップする巻物をゲットすると忍術が使用可能になります。たとえば落下ミスが頻発するような足場の悪いエリアなら、「水ぐもの術」を使えば水面を安全に移動できるようになります。

 しかし、忍術は巻物をとるたびに左から順に覚えていくので、欲しい忍術に到達するまで四苦八苦。さらには、影千代に触れると忍術が1つ減ってしまうのも困りものでした。

 加えてセレクトボタンを何度も押して使いたい忍術を選択し、Bボタンで発動するという操作がなかなかのクセモノで、しょっちゅう暴発させたものです。手際よく狙った忍術を出せるようになるには、かなりの練習が必要でしたね。

 しかもゲームオーバーになるとせっかく集めた忍術はなくなってしまうので「それなら適当に使っちゃえ!」となってしまうのが小学生時代の私です。なんでもない場面で豪快に忍術を繰り出し、結局クリアできなくてみんなで大笑いした覚えがあります。

手に入れた忍術は画面上部に表示される
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4