■声で攻撃！ 難易度控えめのアクション
本作は横スクロールのアクションゲーム。残機制となっており、敵と接触したり、ステージ外に落下するとミスになってしまいます。ただし、ステージの構造や敵の出現位置はそれほどイジワルではなく、残機も増やしやすいのでアクションゲームとしての難易度はやさしめでした。
ワギャンの操作はＡボタンがジャンプ、Ｂボタンが攻撃で、とてもシンプル。攻撃方法は音波砲……要するにワギャンの声が文字のカタチになって飛んでいきます。
ゲームセンターのワギャンをフィーチャーしたこの攻撃は、当たった敵を一時的に行動不能にします。倒すためではなく、行動不能にした敵を足場にしたりするのが本作の特徴のひとつ。むやみやたらに敵を殺さないところが『ワギャンランド』というゲームのポップで優しさにあふれた世界観を象徴している気がします。
そして、ワギャンの音波砲はステージ中に落ちている“ワギャナイザー”というアイテムを取ることでパワーアップ。徐々に発する声が「ワッ」「ギャ」「ガー」「ギャー」と進化していくので、ビジュアル的にも楽しい！
さらにワギャナイザーを４つ取るとワギャンは一定時間無敵に。無敵時間が終わるとワギャンの音波砲は初期段階に戻ってしまうので、あえて４つ目のワギャナイザーを拾わずにパワーアップを維持するか、それとも無敵を選ぶかの戦略的な判断が求められます。
ちなみにワギャンはジャンプ力にも優れ、滞空時間の長さが特長。独特のジャンプの挙動は操作するのが楽しく、音波攻撃で行動不能にした敵を踏み台にしながら、さらに高度まで到達できる点も魅力でした。
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