■横スクロールアクションの金字塔!
第1位(27%)に選ばれたのは、1985年9月に発売された『スーパーマリオブラザーズ』(任天堂)。国内での売り上げ本数は681万本で、全ファミコンのソフトの中でもダントツ1位となるセールスを記録。海外まで含めると4000万本以上売れており、“マリオ”の名前を世界中のゲームファンに知らしめたソフトと言っても過言ではない。
前作の『マリオブラザーズ』は固定ステージの比較的シンプルなアクションゲームだったが、本作では横スクロールアクションに。以降の『スーパーマリオ』シリーズのベースを構築した。
Bボタンでのダッシュ、スムーズなジャンプ、キャラクターの慣性、水中での挙動など、まったく違和感のない完成度の高いアクションをファミコンで実現。それに加えてマリオとルイージのパワーアップ要素や、隠しブロックやボーナスステージ、ワープゾーンといったプレイヤーの探究心をくすぐる小ネタが満載だった。
そんな『スーパーマリオ』が一番面白いと挙げた人からは「1UPとか入れる土管を探すのが楽しかった」(44歳・男性)、「ダッシュとジャンプだけのシンプルな操作なのに奥が深いです」(41歳・男性)、「今のゲームと比べても遜色ない面白さ」(48歳・男性)、「音楽とか効果音がいまだにはっきり思い出せるくらい遊びまくった」(47歳・男性)といった声が寄せられている。
■売り上げ実績より人気が上回ったソフトは?
今回のトップ3に入ったのは、順番は違っても実際のセールス自体もトップ3だったソフトばかり。ちなみにセールスの順位に比べて今回のランキングで上位に来たのは『ファイナルファンタジーIII』(売上順位24位)、『星のカービィ 夢の泉の物語』(売上順位38位タイ)、『桃太郎伝説』(売上順位38位タイ)あたり。
現在ほど圧倒的な知名度ではなかったファミコン時代の『ファイナルファンタジー』や、ファミコンの末期に発売された『星のカービィ』などは実際の売り上げ以上に、プレイヤーの満足度が高かったのかもしれない。
今回の11位までのランキング結果を見渡すと実際の売上の順位とはけっこう異なる点が見受けられる。あなたが一番好きなファミコンソフトは、今回のトップ11に入っていただろうか!?
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
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