■ホワイトベースの元乗組員も好感度が急降下?
『機動戦士ガンダム』、続編の『機動戦士Zガンダム』などで主人公の近くにいながら印象があまりよろしくなかったのが、カツ・コバヤシ(ハウィン)だ。
ファーストガンダムでは戦災孤児としてホワイトベースに乗りこんでいた「カツ・レツ・キッカ」というチビっ子トリオの一人。そのときはむじゃきな少年として描かれていたが、『Zガンダム』に登場すると、その評価が一変する。
結婚したハヤト・コバヤシとフラウ・ボウの養子となったカツは、『Zガンダム』の時点で15歳。かなり生意気で、感情のままに衝動的な行動を見せる人物になっていた。
ガンダムMk-IIで無断出撃したり、はたまた出撃拒否をしたりと主人公のカミーユ・ビダンすらかすむほどの身勝手な行動を連発。さらにアーガマの捕虜になった敵軍パイロットであるサラ・ザビアロフに好意を寄せ、彼女の逃亡に手を貸したりとやりたい放題。
あげくカツは、サラを自らの誤射で殺しておきながら、恋敵であるパプテマス・シロッコやハマーン・カーンを逆恨み。正直なところ、最後まで理解しがたい思考の持ち主だったのは否めない。