■ハサウェイが背負う「重すぎる十字架」

 戦いが激化する中、無人のジェガンに勝手に乗りこんだハサウェイは巨大MA「α・アジール」を駆るクェスのもとに。クェスに戦いをやめるよう説得を試みるハサウェイだったが、そこに現れたアムロの恋人であるチェーン・アギにより、クェスの乗るα・アジールは撃墜された。

 これに激高したハサウェイは、チェーンの乗るリ・ガズィを攻撃。乱射したビームライフルがコックピットを貫き、リ・ガズィはチェーンもろとも爆散する。

 チェーンがクェスを攻撃したのは、敵の手からハサウェイを守る意図があり、お互いの陣営を考えれば当然の行動なのだが、ハサウェイは怒りの感情のまま衝動的に味方であるチェーンを殺害。その身勝手な振る舞いに怒りをおぼえたファンも多いことだろう。

 ちなみに、このクェスが死に至る経緯については、映画『逆襲のシャア』と小説『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』で展開が異なる。詳細はネタバレを避けるためにここでは言及しないが、小説版にはチェーン・アギは登場していない。

 5月に公開される映画『閃光のハサウェイ』では、どちらのストーリーを踏襲するかによってハサウェイに対するイメージは多少変わってくるのかもしれない。どのような内容になるのか、公開が楽しみなかぎりだ。

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