蒼井翔太
蒼井翔太

全世界累計発行部数 2 億 5000 万部!記念すべき 100 巻も昨年発売された「名探偵コナン」。100 巻プロジェクトが始動し、公式スピンオフ作品「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」と「名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)」のアニメ化が発表され、今春には「名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)」が放送。いよいよ10月3日(月)より「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」が放送中。

「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」は、原案・青山剛昌、かんばまゆこによる「名探偵コナン」でおなじみの黒タイツのようなビジュアルの“犯人”を主人公に描くスピンオフ作品。2017 年より「少年サンデーS」にて連載中、コミックス累計発行部数は 230万部を突破!世界トップレベルの事件が発生する犯罪都市・米花町に降り立った漆黒の人物“犯人の犯沢さん(仮名)”の日常・クリミナル・ギャグが描かれます。(※累計発行部数はいずれも電子版含む)

この度、主人公・犯沢さん役の蒼井翔太さんのオフィシャルインタビューが到着!
本作への意気込みや見どころをたっぷり語っていただきました。

 

※※※

 

犯沢さんが本性を出す際の声の出し方にこだわった

――原作にはどのようなイメージを持っていましたか?

 

表紙を見た時から「テンポが速い作品だろうな」と想像し、いい意味で「ヤバい作品になる」と思いました(笑)。ストーリーに関しては犯沢さんの真の目的である「ターゲットを××すること」以外は、常日頃僕たちが感じている “あるある”がたくさん詰め込まれていて、すごく読みやすい。一方で、ヤバい人物もたくさん出てくるので「何かあるな」と感じさせられます。現実的になる部分と、犯沢さんのヤバい世界観に引きずりこまれる部分とを行ったり来たり、ジェットコースターのような感覚を味わえる作品です。

 

――犯沢さん役のオファーはどのように受け止めましたか?

 

すごくありがたいと思いました。ご指名をいただくこと自体、本当にうれしいことですが、この素晴らしい作品「犯人の犯沢さん」の犯沢さん役ということで、光栄の極みでした。僕が青春時代に観てきた大好きな「名探偵コナン」のスピンオフ。説明不要の大人気作品の一部になれることに、とてつもないプレッシャーも感じました。原作に触れその魅力を知ると、プレッシャーよりもアニメを楽しみにしてくださるみなさんを笑わせたい、楽しませたいという気持ちが大きくなり、とても気合が入りました。

 

――犯沢さんというキャラクターをどのように感じていますか?

 

犯沢さんは自由度満載な人物だと思っています。普段、声優というお仕事をさせていただく中で、さまざまなキャラクターと出逢いますが、そこまで振り幅のある役って意外と少ないんです。犯沢さんは振り幅のかたまり、相当の振り幅を持っているキャラクターです。でも、自由度が高いからこそ、僕自身が声優人生で培ってきた常識をいい意味で“グワっと”外す工程が必要になると感じました。犯沢さんには、新しい経験をさせていただきました!

 

――キャスト情報解禁前後の SNS の反響をどう感じましたか?

 

僕の中に変なプライドのようなものがあり、蒼井翔太だと気づかれたくないという思いがありました。だから「絶対この声では喋らなそう」という声でやらせていただきました。動画がアップされたとき、みなさんの予想では僕じゃない方ばかりの名前が上がっていたので「しめしめ」という思いでした(笑)。ただ、僕のファンの中には「あれ?もしかして?」とピンときた方もいらっしゃったみたいだけど、いい意味でみなさんを驚かすというフックになった気がしています。

 

――犯沢さんの演じ方について、どのようにアプローチしていったのでしょうか?

 

性別不明のキャラクターであることが大きなポイントです。男性なのか、女性なのか分からない感じを出すことも大事にしました。僕の中で一つ決めていたことがあって、それは原作の中で犯沢さんが真の目的に触れるときに、表情がグワっと変わって本性を表す場面での声の出し方。絶対ドスをきかせたいと決めていました。それ以外は日常のシ ーンなのでインスピレーションを大切にして、「このシーンではこんな感じかな」と犯沢さんの表情のようにくるくる変わる声の出し方を意識しました。本性の時と日常の時の変化で、目的はハッキリしているけれど姿形は掴みどころがない面白さがあることはしっかり意識して表現したい、そんな思いでアプローチしました。

 

――「名探偵コナン」おなじみのメンバーとの絡みも注目です。

 

犯沢さんからすると名前も知らない人たちになるので、犯沢さんならではの呼び名が誕生します。それがすごく面白いんです。特に(毛利)蘭ちゃんに関しては犯沢さんにとってトラウマを植え付けられるほどの出会いがあって(笑)。呼び名も面白いですし、絡み方もインパクトがあるので、「名探偵コナン」が好きな方にもそして、もちろん「犯人の犯沢さん」が好きな方にも楽しんでいただけると思います。

 

  1. 1
  2. 2