西山宏太朗&石川界人が登壇<2022年8月12日「ROLY POLY PEOPLES」先行上映&トークイベント>レポート

 

「ROLY POLY PEOPLES」先行上映会&トークイベント

「ROLY POLY PEOPLES」、通称“ロリピー”の先行上映会&トークイベントが 8 月 12 日、Mixalive TOKYO で開催された。登壇者はローリー役の西山宏太朗、ライナー役の石川界人。MC は同作品のクリエイティブディレクター・ストーリー制作を務める川本成が担当した。

登壇者がステージ上に姿を現すと、観客は大きな拍手で迎え入れた。3 人ともに“ロリピー”T シャツに身を包み、西山はローリーの髪やスニーカーの色を思わせるからし色のパンツ。石川の足元からチラ見えするソックスは赤色で、ライナーのキャップやスニーカーと同じ。スタイリングからも作品愛がうかがえた。

 

「まずはひと言」と川本にうながされると、西山は「Tシャツかわいくない?」。石川も「“ロリピー”はグッズがすごくかわいくなりそう! ステッカーを早く作ってほしい」と期待感を口にした。
先行上映は、このイベントが初出しのエピソードも含め、計8話とボリュームたっぷり。テーマパークに向かう途中、ロ ーリーがまさかの理由で泣き出したり、熱血なライナーが山登りを先導したり。ほかにも上坂すみれ演じるおしゃれなケリーが“シェルアート”を自慢、内田雄馬演じる理屈っぽいウィッキーは新理論(?)を発見するなど、それぞれの個性がわかるエピソードが揃った。なかでも榎木淳弥演じる音楽好きのブルースとの会話で、ローリーの意外な「好きなこと」がわかる話は、キャラクターの奥行きを感じさせる内容だった。

 

西山宏太朗


上映後は、登壇できなかったキャストのコメントを紹介しながらトークを展開。「アフレコのときの思い出を教えてください」という質問に対して、西山は「アフレコは内田雄馬君と一緒なことが多かったのですが、セリフ量が多いウィッキーに対し、僕が演じるブルースは無口な役。ひたすら雄馬君が頑張ってしゃべってるところを見ていました」と回答。それを受けて石川は「台本には(ウィッキーのセリフとして)数式が書いてあって、自分だったら読めないと思った」と、ウィッキー役への驚きを口にした。

アフレコ秘話を聞かれた石川が「音響監督に、『とりあえず大きい声を出してくれれば大丈夫』と言われた」と明かすと、川本がすかさず「音響監督は噂のあの方ですね」とうながし、ポチー役として出演しつつ、音響監督を務めた浪川大輔の話題に。西山は、「経験が豊富な方なので、どういう言葉を投げかけたらアフレコブースがどんな空気になるかわかっていらっしゃる。常に笑顔でしたね」と、浪川のディレクションを語った。

役作りの話では、「あざとかったり、物事をズバズバ言ったりするケリーですが、面倒見がよく、根がいい子でもあるので、そこも表現できたらと心がけました」という上坂のアンケート回答が読み上げられた。石川は、「この先の展開では、キャラクターの意外な一面が見えるエピソードがある」と気になるひと言。「意外な一面といえば…」と、先行上映の最後に上映された、ローリーの意外な特技がわかるエピソードの話題へ。

同エピソードの歌うシーンについて、西山は「実際に楽譜をいただき、作曲した方もブースに入っていただいて歌ったんです」と、制作陣の本気を感じる逸話を披露。この回については榎木もアンケートで、「作曲家の方に直接ご指導いただき、おもしろいシーンになっていると思います」と、お気に入りとして挙げた。ふたりのコメントを聞き、歌うことは避けたいと語る石川に対し、「今のトークを踏まえて、『じゃあ、歌ってみましょう』となるかも…」と制作スタッフでもある川本が含みのある言い方をすると、石川は「契約関連で問題が!」と断固拒否し、笑いを誘った。

 

石川界人

石川、西山へのメッセージを聞かれた内田のアンケートコメントは、「最近痩せられないのですが、どうすればいいんでしょうか」とプライベート感満載! 石川は「雄馬君はコロコロしていてかわいい」と前置きしつつ、「でもこの年になると、肉落ちにくくないですか?」と年齢に言及。西山も「それはある!」と賛同した。

 

音響監督・浪川大輔からのスペシャルコメントムービーも!


さらに、浪川のコメントムービーが到着。長袖姿の浪川が画面に現れ、「最近暑いですね」と語ると、石川は「暑いと言いつつ長袖なのが気になっちゃって!」とさっそくつっこみ。浪川が「僕が梨と並ぶぐらい好きな果物は?」とまさかのクイズを投げかけると、感染症予防のため声が出せないものの、会場は観客一同が笑いをこらえる気配でいっぱいに。浪川とは所属事務所の社長、所属役者の関係でもある石川が「深いメッセージ性があるはず…。社長だから何かの考えはあるはずなんだ!」とシャウトすると、西山は「お世話になっているからってそこまで言う必要はない!」と畳みかける。川本が「でも、癒されますよね」、西山は「浪川さんご自身が“ロリピー”みたいなもの」と、癒し系の作品にかけて表現した。

観客からの質問に西山、石川が答えるコーナーでは、「キャラクターとの共通点は?」に、西山は「マイペースなところと、すぐ泣いてしまうところ」、石川は「声が大きいとか、わりとつっぱしりがちなところ」と回答。「ダンゴムシ役に決まったときの心境は?」には、石川が「ダンゴムシ役をやるために声優になっていますから!」と答えると、西山は「奇遇! みんなダンゴムシになりたかった!」。作品への意気込みを見せた。


書き下ろしのミニ朗読劇は、ローリーとライナーの日常のひとコマを切り取ったもの。木の枝を拾い、それをライナーが魔剣に見立てたことから、ふたりのごっこ遊びがエスカレート! スタンドマイクの前に立った西山と石川は、ひと言目からキャラクターそのもの演技を見せ、観客を引き込んだ。声優の本領を発揮した迫真の演技に、惜しみない拍手が贈られた。

イベント終了間近のさみしさを吹き飛ばし、会場のテンションを上げたのは、内田雄馬が歌う主題歌「Go Roly!」の初出し。ポップで洒脱なサウンドと、それにぴったりのアニメーションに、石川は思わず「おっしゃれ~!」と叫び、西山は「なんか涙出てきません? これは神アニメだよ!」と興奮気味だった。

ラストの挨拶では、石川が「本当に癒されるアニメですし、ちょっと深いところや考えさせられるところもある。個人的にはグッズも楽しみにしているので、皆さんも『こんなグッズがほしい』という希望があったら公式に伝えてほしい」とコメント。西山は「ぎゅーっとなりがちなこのご時世でも、この“ロリピー”があれば、ふわっと心がちょっと軽くなる。ダンゴムシの可能性を感じました」と、作品のポテンシャルに言及。記念撮影では、登壇者と観客が共にフレームに収まった。

トークのほか、先行上映に朗読劇、初出し情報まで盛りだくさんのイベントは、“ロリピー”への期待を高めながら幕を閉じた。
 

アニメ『ROLY POLY PEOPLES』先行上映&トークイベント

■ 出演

ローリー:西山宏太朗
ライナー:石川界人
MC:川本成(ストーリー制作)

■ 日時
2022年8月12日(金)
1 部:開演 18:00
2 部:開演 20:00
■ 場所
Mixalive TOKYO 6F【Theater Mixa】
 

アニメ『ROLY POLY PEOPLES』 YouTube チャンネルが2022年10月開設!

 

<イントロダクション>
まあるく、トガろう。
DANGOMUCITY。
そこは、ダンゴムシたちが
“ローリーポーリーピーポーズ”として暮らす世界。
—見普通なローリー。
音楽命のブルース。
アツすぎるライナー。
腹黒アイドルケリー。
超理論派のウィッキー。
照れ屋すぎるサニー。
そして、なぜか犬のポチー。
無駄な争いはしないけど、みんなそれぞれトガってる。
そんなジユーに生きる彼らが主役な史上初!?のダンゴムシによるダンゴムシのための物語。
なにげない日常も、エモすぎる青春も、ドロドロな本音も、グッとくる哲学も、全力のバカも。
全部まるっと楽しめる、オシャでシティなダンゴムシアニメ?はじまります。


 

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