竹達彩奈が語る作品愛「やっぱりミステリアスなところが魅力!」【劇場版『DEEMO サクラノオト』アリス役・竹達彩奈インタビュー①】の画像
竹達彩奈

台湾で生まれ、その後日本・アジアをはじめ世界で人気を得ているリズム音楽ゲーム「DEEMO」。ゲームの日本版で主人公アリス役を務めたのは、竹達彩奈。劇場版でも同じくアリス役を演じている彼女は、なんと海外版の頃からゲームをプレイしていたという並々ならぬ『DEEMO』愛を持つ。今回は劇場版『DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-』リレーインタビューとして、竹達に登場していただき、劇場版への想いと、不思議な異世界で音楽や未知の仲間と出会う本作の少女・アリスに重ねて、自身の幼少期を振り返ってもらった。

 

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「子どもの頃、目がパチっと開く人形が怖かったです(笑)」

 

(C)Rayark Inc./「DEEMO THE MOVIE」製作委員会

――まず、台本を読まれたときの印象はいかがでしたか。

 

私はゲーム版からアリスを演じていたので、彼女の表情がすごく感情豊かに描かれているなと思いました。というのも、ゲームの中だとアリスがモノローグで気持ちを吐露するシーンが多いんです。けれども、今回はぬいぐるみのミライであったり、くるみ割り人形、匂い袋などのキャラクターが出てくる中で、アリスが感情を引き出されていく姿が印象的でした。


――そういう意味では新鮮な気持ちで臨まれたところがある、と。

 

そうですね。脚本を読んでびっくりしたのは、アリスが号泣するシーン。それらはミライやくるみ割り人形が引き出してくれたところですし、彼らは子どもであるアリスにとっての拠りどころになるキャラクターだと思うんです。

 

――子どもの頃はミライやくるみ割り人形のようなぬいぐるみや人形に話しかけたりしますよね。竹達さんにもそういう存在はいましたか?

 

いましたね。ぬいぐるみが大好きで、リカちゃん人形でもよく遊んでいましたから。そのリカちゃんで遊ぶ以前に、うちにあったのがすごくリアルな人形で(笑)。お母さんが買ってくれたものだと思うんですが、横にすると目を閉じて、起こすとパチッて目が開くんです。それが怖くて…。その後に買ってもらったリカちゃんのほうばかりと遊んでいました。いま思うと、あの子をもっと可愛がってあげればよかったと後悔しています(笑)。

 

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