何度観ても背筋が伸びる大好きな外国映画

Q.最後は『プラダを着た悪魔』です。これは映画ファンの根強い人気がある一作ですが、堀江さんはどんなきっかけで観たのですか。
「明るい映画を探していて、見つけた作品です。もう50回以上観ているので、セリフやシーンのほとんどは覚えているのに、何度観ても背筋が伸びますね。メリル・ストリープ演じるファッション誌の編集長・ミランダと、アン・ハサウェイ演じる彼女のアシスタント・アンドレアのお話は、性別は違えど、自分と重ね合わせて観ています。ヤボったかったアンドレアが本気で仕事にのめり込み、どんどん洗練され、おしゃれになり、変化していく姿に、自分も強い意志を持たないといけないなという気持ちにさせられます」

 

Q.ご自身のお仕事と重ね合わせたり?

「そういう見方はしていなくて、自分の価値観みたいなところとリンクさせて観ています。自分ももう少しおしゃれをしてみようとか、運動を怠っていたからもっと自分磨きをしようかなとか。自分自身の意識の質を高めるために、この映画を利用しているといっても過言ではありません(笑)」

 

Q.(笑)。彼女たちの周囲の人物の自己実現の過程を見つめた映画ですよね。

「エミリー・ブラント演じる同僚の女性とアンドレアはすごく仲が悪かったのに、最終的には互いの道を認め合う感じがまさにそうですね。人間関係に支えられながら生きていく人間のあり方がすごく気持ち良いんです」

 

Q.エネルギーをもらっている映画なんですね。
「落ち込みがちなときに、『プラダを着た悪魔』を観たりするところは、僕のわかりやすさなのかなと(笑)。一方で、『アンチヴァイラル』みたいなこじらせている作品も好きですが、結局、ある種の人間を深く掘り下げていく映画が好きなんでしょうね。だから明暗どちらの影響も受けながら、映画というものの奥深さやおもしろさにずっとハマっているんだと思います」

 

 

ご自分の愛する海外映画の魅力をあますことなく語った堀江さん。
ぜひ、みなさんも年末年始にこちらの作品をご覧になってみてください!

 

<過去記事>

「ホリエル、シネマる。リバイバル」

 

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ISBN 978-4-575-31596-7

PROFILE
●堀江 瞬 Shun Horie
5月25日生まれ。大阪府出身。15年に声優デビュー。近年の主な出演作: 『ヴィジュアルプリズン』(ロビン・ラフィット)、『魔王イブロギアに身を捧げよ』(イブロギア)、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(チウ)、『ドラゴン、家を買う。』(レティ)、など。19年にKiramuneレーベルにて、SparQlewのメンバーとしてCDデビュー。アーティストとしても活動中。
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