■不動の人気の主人公機
そして第1位(32%)に輝いたのは、1985年から86年にかけて放送された『機動戦士Zガンダム』に登場する「Zガンダム」だった。
言わずと知れた『機動戦士ガンダム』の続編作品で主人公はカミーユ・ビダンだが、アムロ・レイやシャア・アズナブル(クワトロ・バジーナを名乗っていた)も登場。作品タイトルにもなっているモビルスーツのZガンダムは物語中盤から登場し、序盤のカミーユはガンダムMkーIIに乗っていた。
本作には、初代ガンダムには登場しなかった可変モビルスーツが多数登場。主役機のZガンダムも優れた変形機構を備えている。
Zガンダムの飛行形態は「ウェイブライダー」と呼ばれ、機動性能が大幅に向上。この形態なら単独で大気圏突入も可能だった。またアニメ内では、ウェイブライダー形態のときに百式を乗せて飛行する場面もあった。
ちなみにアニメではカミーユがウェイブライダー形態でパプテマス・シロッコの乗るジ・Oに突撃し、コクピットを貫いて撃破している。
そんなZガンダムを選んだ人からは「Zの変形シーンは、全ガンダムシリーズを通しても最高のカッコよさ」(44歳・男性)、「変形に無理があると言われようが一番好きなのはZガンダム」(49歳・男性)、「今見ても飽きないシャープなデザイン、ウェイブライダーへの変形プロセス。最高の可変MSです」(46歳・男性)、「大人になってからプラモが欲しいと思ったのはZだけ。もちろん変形できるRG」(50歳・男性)などの声があった。
ロボット系のアンケートではガンダムシリーズの機体が圧倒的な強さを見せることが多いが、今回の「80年代の可変ロボット」というカテゴリーの場合、ランキングにはガンダムシリーズ以外の機体も目立っていた。
ある意味、興味深い結果となった今回のランキング。あなたの好きな可変ロボットはトップ10入りしていただろうか?
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp/