■監督が主人公の名作も

 監督が主役の野球漫画『ラストイニング』。主役を監督にするというのがあまり読んだことなかったのでハマって読んでいました。大阪時代の芸人の先輩に野球漫才のストリークさんというコンビがいるんですが、東京での仕事が一緒で新幹線で大阪に帰る前に、ツッコミの「まいどー!」っていうほうの吉本さんと東京駅の本屋に行きオススメを聞かれたので『ラストイニング』を薦めました。面白くて続き読みたくなるから何冊か買ったほうがいいという僕の進言を無視し、一巻しか買わなかった吉本さんは新大阪に着いたときに「面白かった。おまえの言うとおりもっと買っときゃ良かった」と後悔していました。

 みなさんご存知『ROOKIES』も、スクールウォーズみたいな設定で監督・川藤が不良をまとめあげていく展開が面白かったですね。最後まで野球部に戻らなかった新庄がチームのピンチのときにユニフォームを来てグラウンドに現れた回は痺れました! そしてバッターボックスに入るときに川藤に向かって手のひらを見せるんですが、これは一巻で川藤が新庄に向けた言葉を、覚えていたという、キレイな伏線回収をしていてとても良いシーンなんです!! 一巻で言ったのを、七巻で回収するという森田まさのり先生の大技「一巻で言ったのを七巻で回収する」がきまった瞬間でもありました。

 長くなりましたが、他に挙げた『ダイヤのA』や『MAJOR』や『ドカベン』も最高ですか!? 最高です! の福永法源状態でございますので、皆さんもチェックしてみてください。すっかり忘れていましたが『緑山高校』ももちろん大好きです!

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