1990年11月21日にスーパーファミコンが発売され、今年で30周年を迎えました。そしてそのちょうど1年後となる1991年11月21日にスーパーファミコンを代表するアクションゲームが発売されました。それこそが今回紹介します『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』です。みなさまは『神トラ』をご存じでしょうか?
『神トラ』はゼルダシリーズ3作目として発売された作品で、その後のシリーズ作品に大きな影響を与えました。たとえば、「マスターソード」の存在や回転斬り、そして細かなアクション要素の追加などは現在のゼルダシリーズでも応用されているものが多くあります。スーパーファミコン用作品でありながら、約30年が経過した今も十分に楽しめる完成度は高く評価されており、現在でも多くのRTAプレイヤーがしのぎを削るなど、シリーズ屈指の人気を誇る作品です。
「ゼルダと言えば?」という質問で大体の世代が分かると思うのですが、『神トラ』と答えるのはおそらく発売当時に遊んでいた30代~40代の世代でしょう。それより若い世代は『時のオカリナ』(1998年の、こちらも11月21日発売)か『ムジュラの仮面』(2000年)あたりに、そして現代の中高生は『ブレス オブ ザ ワイルド』(2017年)に人気が集中すると思うのですが、その人気作品の礎となった『神トラ』の存在を、そんな若い世代にもぜひ知っておいてもらいたいと心から思います。
懐かしい思い出としては、スチャダラパーが歌うオリジナルソングに合わせ、あのスリラーを思い起こさせるようなダンスを実写のリンクたちが踊るCMは強烈な印象を残しました。私はまだ2才だったため、リアルタイムで見た記憶はまったくありませんが、昔録ったビデオに残っていたり、過去の映像として流れてきたりすると「これがテレビで流れていたら、くぎづけになるわな~」「ワクワクするなあ」とドキドキしました。
ということで今回は、ゼルダシリーズだけでなくスーパーファミコンを代表する名作『神トラ』について思う存分、書いていきたいなと思います。