先月7日、Netflixは日本でのサービス開始5周年を記念したオンライン会見を開催し、その中で驚くべき発表をした。全世界で配信中の日本発のオリジナル作品の中で、アニメ『バキ』が世界の約50か国で「最も観られた作品 総合トップ10入り」を果たしたのである。
『バキ』シリーズと言えば、板垣恵介氏が『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の格闘漫画だ。日本国内での人気は今さら説明するまでもないが、それでも『ワンピース』や『ドラゴンボール』並みに世界的な知名度があったかと言えば、正直なところそこまでではなかったと思う。(誤解のないようにつけ加えておくと、私自身はバキシリーズを全巻所持する昔からのバキファン、いえ板垣恵介ファンです)。
その『バキ』のアニメが、世界各国に1億9300万人以上のユーザーのいるNetflixにおいて、約50か国で「最も観られた作品 総合トップ10入り」を達成。当然ながらNetflixには、そうそうたる日本のアニメコンテンツがたくさんある中での偉業なので、その価値は計り知れない。
昨今、Netflixはオリジナルアニメの製作に力を入れており、アニメ『バキ』もそのうちの1作。アニメ『バキ』大擂台賽編はNetflixで独占先行配信したのち、今年7月からテレビ地上波でも放送された。
そして9月22日、早くも続編アニメ『範馬刃牙』の製作が発表されたが、そんな『バキ』の世界的ヒットを見れば当然の流れかもしれない。