ファミコン『ダービースタリオン全国版』と名馬「トウカイテイオー」がもたらしてくれた幸運と試行錯誤の日々の画像
ファミコン『ダービースタリオン全国版』(編集部撮影)
『ダビスタ全国版』懐かしのゲーム画面

 1992年8月29日は、ファミコン版『ダービースタリオン全国版』(アスキー)がリリースされた日で、今年で発売から28年目を迎えます。のちにスーファミ、プレステなどで発売された続編も大ヒット。90年代半ばから後半にかけて空前の「ダビスタブーム」が巻き起こった人気タイトルは、今冬にNintendo Switch版の最新作もリリース予定。そんなダビスタと自分の出会いは、このファミコンの『全国版』でした。

 当時高校生だった自分は、ダビスタどころか競馬の知識も皆無。そんなある日、ふだん任天堂の『ゴルフ』や『麻雀』、光栄の『信長の野望』くらいしかやらない父親が気まぐれで買ってきたのが『ダービースタリオン全国版』だったのです。

 競馬好きの父がプレイするゲーム画面を見ても、最初は何が面白いのかさっぱり分からず。横から「ファミリージョッキーのほうが面白くない?」なんてちゃちゃを入れていたことを覚えています。さほどゲームが得意ではない父はいつの間にかサジを投げ、放置されていたダビスタをなんとなく遊んでみたのがファーストコンタクトでした。

ファミコン『ダービースタリオン全国版』タイトル画面
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