ガンダムゲーム「史上最高傑作」は、ファミコン『ガチャポン戦士2カプセル戦記』【フジタのコラム】の画像
ファミコン用ソフト『SDガンダムワールド ガチャポン戦士2 カプセル戦記』(フジタ撮影)
『ガチャポン戦士2』懐かしのゲーム画面

 ゲーム芸人のフジタです。昭和52年生まれの僕は、ガンダムにどっぷりハマった世代のど真ん中! ガンダム関連のゲームには、最初期のLSIゲームから触れてきました。少々音程の外れたテーマ曲で始まる『FL機動戦士ガンダム』(蛍光表示管「FL管」を使ったゲーム)や、ゲーム&ウォッチ風の液晶ゲームなど、どれも敵を撃って倒すだけの単調な内容でしたが、当時は面白くて楽しかった思い出ばかり。そんな最古のガンダムゲームから最新のSwitch版のゲームまで遊んだ僕が、すべてのガンダムゲームの中で一番やりこみ、「ガンダムゲームの最高傑作」だと思っているゲームが……ファミコンカセットの『SDガンダムワールド ガチャポン戦士2 カプセル戦記』(バンダイ)。俗に言う『ガチャポン戦士2』です。

 ファミコンでは、1986年に発売された『機動戦士Zガンダム・ホットスクランブル』(バンダイ)が一番最初に出たガンダムゲーム。当然LSIゲームなどに比べると大幅に進化しているのですが、この頃に発売された他のファミコンゲームが優秀すぎたためか、少々単調に感じてしまうゲーム内容でした。グラフィックは等身大で、カッコ良かったんですけどね。

 その『Zガンダム』の翌年にディスクシステムで出たのが『ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』。ゲームジャンルはシミュレーションゲームで、当時のチビっ子にはとっつきにくいジャンルでしたが、かわいいSDガンダムに加えて、戦闘がアクションであるという斬新さで大人気! ファミコンに比べてディスクシステムはそこまで普及していませんでしたが、僕の体感ではディスクシステムのある家の子は、大体この『ガチャポン戦士』を持っていた印象です。

『SDガンダムワールド ガチャポン戦士2 カプセル戦記』タイトル画面
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