■子どもから大人まで夢中にする長寿アニメ!

 第2位(13.5%)に支持されたのは、1993年から始まり、現在も放送が続いている『忍たま乱太郎』。放送27年目を迎えたNHKアニメの最長寿番組です。原作は尼子騒兵衛氏によるギャグ漫画『落第忍者乱太郎』で、漫画連載のほうは昨年12月に終了しています。

 同作は戦国時代の忍術学園が舞台。1年生の乱太郎、きり丸、しんべヱを中心とした、忍術学園で巻き起こるさまざまなエピソードが描かれています。登場キャラクターが豊富で、個々にていねいに描写されているのも特長。そこまで出番の多くない高学年の生徒にも根強いファンが多く、子ども向けのアニメではありますが、大人になってからも見続けている視聴者も多いようです。

 そして主題歌の『勇気100%』は知名度バツグンで、学校の運動会やダンスの授業で使われることも多かったほど。同曲は放送開始時は光GENJI、途中からYa-Ya-yah、Hey!Say!JUMP、NYC、Sexy Zone、ジュニアBoysと、歴代のジャニーズアイドルたちが歌い続け、まさに世代を超えて親しまれてきました。

 第1位(26.5%)に輝いたのは、1978年に放送された『未来少年コナン』でした。同作は宮崎駿氏の実質的な監督デビュー作で、NHKが放送した国産アニメシリーズの第1号作品でもあります。原作はアレグザンダー・ケイ氏のSF小説『残された人びと』ですが、宮崎駿監督が設定やストーリーを大幅に変更してアニメ化されました。

 同作は、核をも超える兵器が用いられた最終戦争後の世界が舞台。少年・コナンと「おじい」と呼ばれる老人が暮らしていた孤島に一人の少女・ラナが漂着。しかし、追ってきた兵士にラナは連れ去られ、おじいは命を落とします。一人になったコナンは、亡きおじいの言葉を胸に島を旅立ち、ラナを救うために行動を起こす……というストーリーです。

 コナンやラナ、そして仲間になるジムシィを始め、魅力的なキャラクターたちが繰り広げる冒険活劇には胸が躍ります。現在、NHKでは『未来少年コナン』のデジタルリマスター版アニメが放送中ですが、とても40年以上前の作品とは思えないクオリティで、あらためて夢中になって見ている人も多いのではないでしょうか。

(ふたまん編集部)

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