子どもの頃、NHKで放送されていたアニメには、民放で放送されていたアニメとは少し違った雰囲気や魅力を感じませんでしたか? 児童文学や童話をモチーフにした作品が多かったこともありますが、いまだに心に残っている名作アニメがたくさん存在します。そこで今回は、30代から50代までの男女200名を対象に「子どもの頃に好きだったNHKアニメ」をリサーチ。その結果をランキング形式で紹介していきたいと思います。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
第5位(8.5%)にランクインしたのは、1980年放送の『ニルスのふしぎな旅』。妖精に魔法をかけられ、小人になってしまったイタズラ好きの少年・ニルスは、動物たちと会話ができるように。そしてガチョウのモルテン、ハムスターのキャロットらと一緒に、ガンの群れに混じって旅に出るという物語です。
もともと悪ガキだったニルスですが、旅の先々で出会う動物たちとふれあい、次第に人間的にも成長。最終的に元の姿に戻り、動物と会話できなくなったニルスが、旅を通じて仲良くなったガンのアッカ隊長に別れを告げる場面は、涙なしには見られない感動的なシーンでした。
ちなみに「ニルス、カモン、ニルス!」の声から始まるオープニングの曲を作曲したのはゴダイゴのタケカワユキヒデさん。『ニルスのふしぎな旅』と言えば、まずあの名曲を思い出す人も多いかもしれませんね。