■攻略本があってもフツーに手ごわい!
1階はグリーンスライムを3匹倒す。2階はブラックスライムを2匹倒す……そんな感じで、攻略本には全60階分の宝箱の出現条件が書いてありました。これで楽々クリアといきたいところでしたが、そうもいかないのが『ドルアーガの塔』のやっかいなところ。
宝箱の出し方が分かっても、それに沿ったアクションを行うのがかなり厳しい! とくに壁を破壊する魔法を使うドルイドや、壁を貫通して攻撃してくるウィザードなど、気をつけていてもやられてしまうことが多々あります。幸い、コンティニューでやられた階からやり直しできるので、ファミコンの電源を切らなければ何度でも挑戦できたのはありがたかった(当初はステージセレクトの裏技があることを知りませんでした)。
敵の猛攻をしのぎながら宝箱の出現条件を満たす。そんなアクションパズルゲームのような息の抜けないプレイに悲鳴を上げながら宝箱を入手して階をクリアしたときは、言葉では言い表せないほどの達成感に満たされた記憶があります。いまだに宝箱を取ったときのあの効果音を聞くと、不思議な高揚感が湧き上がるほどです。