■「世界名作劇場」といえば、やっぱりこの作品!
そして圧倒的な第1位(48.5%)に支持されたのは、世界名作劇場の第1作目にあたる『フランダースの犬』(1975年放送)だった。同作は画家を夢見る少年ネロと老犬パトラッシュの友情を描いた物語。ネロは祖父と一緒に牛乳配達の仕事をしながら、貧しいながらも細々と生活していた。そんなある日、主人に酷使されていた老犬・パトラッシュと出会い、一緒に暮らすように。しかし、優しい祖父が亡くなってしまい、ネロは一人ぼっちに。そのうえ村の風車小屋で起こった火事の犯人に疑われて仕事を失い、さらには念願だった絵画コンクールにも落選してしまう。
絶望の末に家を飛び出したネロは、教会のルーベンスの絵の前でパトラッシュとともに天に召されていく……。その悲しいラストシーンはアニメ特集番組でもたびたび取り上げられ、印象に強く残っている人も多いのではないだろうか。
ちなみに同作の最終話の視聴率は30.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と驚異的な数字をマークし、すべての世界名作劇場シリーズを通しても最高記録となっている。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
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